スマートIC(インターチェンジ)をご存じですか?
高速道路のパーキングエリアやサービスエリアなどに設置されているETC専用の出入口です。地方などではよく見かけますね。

スマートICの種類
SA・PA接続型
サービスエリアやパーキングエリアから一般道などに接続されているスマートICです。交通量の少ない一般道などに接続されているところもあり、場所によってはとても利便性が高くサービスエリアを利用してから※スマートIC経由で一般道に下りることもできます。
※ サービスエリアの利用可・不可
スマートICの設置個所によってはサービスエリアの利用可・不可が分かれます。基本的にサービスエリアやパーキングエリア内も本線上と同じく一方通行となっています。
例えば本線からサービスエリアに入り、売店などの施設手前にスマートIC出入口が設置されている場合、施設駐車場まで行ってしまうと一方通行により戻ることができません。逆に一般道などから入る場合ではサービスエリア内施設を利用してから本線に合流することができます。
本線直結型
一般道路などから高速道路本線に直接アクセスできるスマートICです。
利用方法
ETC専用出入口
スマートICはETCによる無線通信専用出入り口です。ゲートは無人で現金等ETC以外での利用はできません。もしゲート方向に誤侵入した場合の対応として、Uターンスペースが設けられています。
ゲート前で一旦停止
一般のETCレーンでは停止せずに通過できますが、スマートICの場合ゲート前で一旦停止しなくてはいけません。停止後に路側機と車載器の通信が行われ、正常に通信が行われるとゲートが開きます。
カード未挿入などで通信が行われなかった場合、ゲート前に「通信開始ボタン」が設置されているので、カードを正しくセットしETC車載器の正常ランプを確認後、通信開始ボタンを押し再度通信を行ってください。
車種や時間の限定
スマートICによっては車種や利用できる時間が限定されているところもあります。例えば山陽自動車道の吉備SAに設置されているスマートICの場合、実施時間は6時~22時で対象車種は二輪車、軽自動車、普通車。ただし車長6.0m以下の車両などの制限があります。
スマートICの今後
国土交通省によると開通済みのスマートICはNEXCO3社の管理道路で現在84箇所(2016年5月時点)あるそうです。また事業中、準備段階調査個所を合わせると89箇所あり、スマートICは今後も増えていく予定のようです。
スマートICの新規事業化が決定されると、地方自治体による利用促進や普及目的でETC車載器の購入助成など行われることもあるので、該当する地域の方は一度調べてみてはいかがでしょうか?