NEXCO3社(東日本/中日本/西日本)は2016年4月26日より、二輪車用ETC車載器購入の助成キャンペーンが開始されています。
助成内容
助成対象者
助成対象店舗でキャンペーン期間中に、二輪車ETC車載器を新規に購入・セットアップ・取付けた方で、アンケート調査へご協力いただける方となっています。
詳細な対象区分として下記事項があります。
- 新規に購入した二輪車ETC車載器は新車に標準装備されているものも対象
- お一人の方が二輪車ETC車載器を複数台購入されても対象
- 二輪車用のETC2.0車載器が発売された場合には、当該車載器も本キャンペーンの対象。この場合の対象者は改めてキャンペーンサイトで告知
- 今回の車載器購入助成キャンペーンの適用は、1台あたり1回限り
- キャンペーン期間以前に購入された二輪車ETC車載器は対象外
- 再セットアップの二輪車ETC車載器は対象外
- 他の車載器購入助成を受けられた車両は対象外
キャンペーン期間
2016年4月26日(火曜日) ~ 2016年10月31日(月曜日)
キャンペーン期間内に申込みの完了が必要で、期間内であっても助成台数に達すれば締め切り終了となります。
助成台数
全国先着50,000台限定
助成金額
15,000円(税込)/台
申込み方法
キャンペーン期間中に、対象店舗で二輪車ETC車載器購入助成申込書に必要事項を記入し、二輪車ETC車載器を新規に購入し、セットアップ・取付けのうえ、アンケートに回答。
詳細は以下公式サイトをご覧ください。
http://www.nexco-nirin-etc2016.jp/
二輪車ETCにおける問題
2006年11月より全国の高速道路で二輪車のETCサービスが開始されました。それから10年経た現在、二輪車のETC普及はどうなったでしょうか。
国土交通省高速道路課が2015年5月に、「バイクETCの利用状況サンプル調査」を実施しました。この調査内容とは、すべての高速道路を利用する二輪車を対象に、車載器を搭載しETCサービスを利用している車両の割合を調査したものでした。
2日間行われた調査の結果、二輪車でのETC平均利用率は79%だったそうです。これはETCを装着しているから高速道路を利用しているともとれるので、一概に利用率が高い低いとは言えませんね。
本来二輪車のETC利用は車よりも遥かにメリットが大きく思えるのですが、普及停滞の理由は色々とあるようです。
ETC車載器の価格
まず二輪車用ETC車載器は車用と比べると非常に高価です。防振や防塵機能を考慮すると仕方ないとも思えますが、ミツバサンコーワ製の中で最も安いMSC-BE51で小売価格が16,800円となっています。
また車載器以外にも取付工費が掛かってきます。バイクの形状や車載器の種類、必要部材によりますが概ね5,000円 ~ 10,000円くらいが相場のようです。
高速料金
二輪車の高速料金は軽自動車と同じ区分・料金設定になっています。
昨年も日本自動車工業会や全国オートバイ協同組合連合会から自由民主党オートバイ議員連盟に要望書が手渡されていますが、過去から何度も繰り返されている議論を鑑みると善処は期待できません。